審美歯科
審美歯科について

虫歯、歯周病、歯牙の破折、歯の変色等さまざまな原因により、歯の一部、大部分あるいは全てを失った場合、いろいろな方法でこれを補います。主に保険治療により解決することが可能ですが、治療には制約がありかならずしも満足できると言えないのが現状です。そこで、より美しさや快適性、適合性を追求した保険外治療を選択することも可能です。
18カラット金合金
昔から使われている材料。金は展性、延性に優れる特徴から修復物の適合が良く金属材料としては最も優れています。現在では、単独で用いられることは少なく、ハイブリッド硬質レジンやセラミックの裏装金属として使われることが多くなっています。
ハイブリッド硬質レジン
プラスチック材にさまざまな改良を加えた最新の材料であり、強度、耐摩耗性、色調に優れたものとなっています。インプラントの上部構造体としても使用され、金属裏装しより強度を高めた審美的修復物として、またメタルフリーの修復物として、より審美性を重視した治療にも使える優れた材料です。
セラミック
色調に最も優れた材料であり、最近ではジルコニアフレームを使用し、強度や安定性が向上した最も新しい修復材料です。ジルコニアの登場により金属裏装なしのオールセラミックによるブリッジ治療も可能となり現在注目される治療となっています。
ラミネートベニア
歯の表面を0.2mm~0.3mm削除し、セラミックの薄い板を表面に張り付ける方法です。歯の削除量が少なくホワイトニングで効果が無い場合などが適応です。
審美歯科で可能な修復物
歯牙の一部分のみを覆うインレー(部分的なかぶせもの)、全てを覆うクラウン、欠損した歯牙を補うブリッジといった種類があり金合金、ハイブリッド硬質レジン、セラミック全ての材料が使えます。それぞれの材料には、特徴があるのでよく相談し納得したうえで選択してください。
比較項目 | 保険材料 | 金合金 | ハイブリッドレジン | セラミック |
色調 | × | × | ◎ | ◎ |
適合性 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
長期信頼性 | × | ◎ | ○ | ◎ |
審美性 | △ | × | ◎ | ◎ |
適応制限 | 有 | 無 (前歯は有) |
無 | 無 |
変色 | 有 | 無 | ほぼ無 | 無 |
費用 | ◎ | △ | △ | × |
保険材料
インレー | 約1500円~2000円(税抜) |
クラウンタイプ | 約3000円~5000円(税抜) |
ブリッジ | 約8000円~30000円(税抜) |
症例、部位により細かな制限があり全ての要望に対応できない場合があります。
18カラット金合金
インレー | 単純12000円(税抜) |
複雑25000円(税抜) | |
クラウン・ブリッジ | 1歯につき50000円(税抜) |
ハイブリッド硬質レジン
インレー | 単純6000円(税抜) |
複雑15000円(税抜) | |
クラウン・ブリッジ | 金属裏装・メタルフリーとも 1歯50000円(税抜) |
セラミック
インレー | 単純20000円(税抜) |
複雑35000円(税抜) | |
クラウン・ブリッジ | 1歯につき75000円(税抜) |
ジルコニア1歯につき85000円(税抜) |
ラミネートベニア
1歯につき60000円(税抜) |