茨城県桜川市のインプラント | 土井歯科クリニック

歯周外科

歯周外科とは

【歯周病定義】
歯周組織に原発し、歯周組織を破壊し、その機能を侵す病的状態とされています。

■初期歯周病
・歯肉の発赤
・腫れを感じる

■中度~重度歯周病
歯周組織の破壊が進みます。
骨の吸収が生じることにより歯の動揺がより顕著にあらわれます。
結果として歯周組織を破壊された歯の喪失につながってしまいます。

これらの変化は、普段の生活ではなかなか自覚症状に現れず、進行してからその異常に気づくことが多いのというのが特徴です。さらに、歯を抜く原因の50%は歯周病が原因といわれている実はとても怖い病気です。
近年の研究により生活習慣病や糖尿病との関連も指摘されております。

 

■歯周病の治療
歯周病の治療のためには主に下記を行うことが重要です。

・主要な原因である歯垢(プラーク)の除去
・ご自身によるブラッシング(歯みがき)

次いで、歯に付着したプラーク、歯石、その他沈着物を除去するスケーリングやルートプレーニングです。

一般的に、これらの治療を組み合わせを繰り返すことで軽快します。
しかし、口腔内に歯周病が進行した場合はフラップ手術と呼ばれてる治療が必要になります。

フラップ手術とは・・・
・歯肉を切開し直視下に歯牙のクリーニングを行う。
・周囲の炎症性組織を除去し、骨や周囲組織の形態を修復し治癒させる


当院では、フラップ手術に付加して歯槽骨整形術や骨を失った歯牙周囲に人工骨を移植し、骨の再生をはかる人工骨移植術を併用しています。

歯周外科手術は、40分~60分程度の時間をかけて行いますが、歯周組織の炎症が消退してからおこなうこともあり、十分麻酔が効くので術中の痛みもなく、レーザー治療を併用し治癒促進をはかるため術後の痛みや腫れもほとんど生じることはありません。

術後1週間で抜糸、約1ヵ月後にレントゲン写真で治癒状態や人工骨の状態を確認しメインテナンスとなります。現在まで多くの患者さんが当院で処置を受け良好に経過しています。
 

費用について

歯周病治療は保険適応です!
歯周病治療(歯周外科手術を含む)は移植に使う人工骨も含め健康保険適応の処置です。
※決して特別な治療ではありません

・1回の手術につき3~4本の歯牙を処置した場合
人工骨移植を含め自己負担は約7,000円~10,000円(3割負担)です。

なお、健康保険適応外の製品を使用する自費治療では100,000円~120,000円となっております。
(エムドゲイン、保険適応外人工骨等を使用する場合)

【注意】
保険治療と自費治療で使用する材料を比較した場合、骨再生に違いがあります。
そのため、最新の材料を使用した方が良好な結果を得ることができます。

具体的な歯周外科治療について

当院での歯周外科手術は、「保険診療の範囲内でも最善を尽くす」の方針から保険適応の骨補填剤(人工骨)を用いた歯周外科治療を行うことで桜川市、筑西市、つくば市をはじめ県外からも多くの患者さまが来院されております。保険適応の骨補填剤(人工骨)の写真です。

 

症例写真(右図)にあるように健康な人の歯と骨の状態と歯周病(歯槽膿漏)の進行した人の術前写真を比較します。進行した歯周病では、歯の周囲の骨が全体 的に喪失し、ところによってはほとんどの骨が失われた部分もあり、歯を支えることが困難な状況になっていることを見て取れると思います。このような状態に陥るまでには、歯肉の腫れ、排膿、痛み、出血、動揺などを繰り返し何カ月あるいは何年も悩んで受診に至ったケースが多く見受けられます。 歯周病が進行してしまうと通常の治療、すなわちブラッシング指導(歯磨き指導)、スケーリング(歯石除去)、ルートプレーニング(根面清掃)といった方法 では治療が難しく抜歯に至るケースが多いのが現状だと思います。そこで「抜歯することなく自分の歯を守る治療」「保険診療でも自分の歯を守れる治療」とし て、写真に示す人工骨移植器具にて骨補填剤(人工骨)を埋入する口腔外科的手法を用いた歯周外科手術を長年にわたり実施し成果を上げております。

術後の症例写真(症例写真のページはこちらから)は、手術後2~3カ月の安定状態となった頃のレントゲン写真です。このように大きく喪失した周囲の骨の部分を取り囲むように人工骨が写し出されているのがおわかりいただけると思います。この時期になると「熟れたトマトのよう」と表現された歯肉もピンク色に引き締まり歯磨きをしても出血することなく、グラグラし咬むこともままならなかった歯もしっかり咬めるようになり自分の歯の大切さを実感できはじめる時期でもあります。進行した歯周病をもとの健康な骨の量までに回復させることはできませんが十分再生療法といってもよいレベルにあることがわかると思います。患者さんによっては、手術と聞くと「痛い」「腫れる」と尻込みされるかたが多いのも事実です。このような不安に対しては「術中、術後もほとんど痛みも腫れもありません。たぶん一番痛いのは、麻酔の注射だと思いますよ」と答えています。また、手術をしたからと言ってすべての歯を守ることはできませんが、「おかげさまでとてもよくなりました」「グラつきも無くなり硬い物も咬めるようになりました」と一人でも多くのかたに声をかけてもらえることも幸せです。このような当院の取り組みがインプラント症例の多さにもつながっているのだと感じております。


現在の医療技術や医療用材料の進歩には、目を見張るものがあり保険治療として新たに導入されるものもあります。保険適応外(自費治療)の治療としてエナメルマトリックスタンパク質(エムドゲイン)を用いた歯周外科治療、これに保険適応外骨補填剤(吸収性人工骨)を組み合わせた手術等があります。この治療法はすでに10年以上前から知られていますが、自費治療のためほとんど行われていません。さらに近年ではエムドゲインに代わり、自分の血液を採血し遠心分離することで得られるPRP(Platelet Rich Plasma)を用いた治療も行われるようになりました。PRPは多血小板血漿と呼ばれ、自分の血液中に含まれる血小板を4~5倍に濃縮した自家材料です。血小板には、創傷治癒(傷を治す力)や組織再生に効果的な成長因子が多く含まれることが知られこれを移植することで再生治療に応用することができます。少量の自己血(10cc)を精製し得られる材料のためアレルギー反応の心配もなく、より早く確実性の高い治療として高度に骨吸収が進行した歯周病の再生治療に応用できます。インプラント治療においては、骨造成、傷の止血効果、治癒期間の短縮、白血球が含まれていることから抗菌効果も期待できます。また、当院にて作製するPRPはヨーロッパでCEマークを取得したキットより精製されるため安全性も高く体内への注射も認められています。


このように、PRPは自分自身の血液から得られアレルギー反応を起こすことの無い組織再生材料です。歯周病治療、インプラント治療に応用し、「より満足できる食生活」を選択してみてはいかがでしょうか?経済的負担は一時的にかかるかもしれませんが、1日3回の食事、数回の間食、たのしいおしゃべり、これを5年10年と続けられるとしたら最良の治療として選択してもよいのではないでしょうか。