CTについて
CTとは

巷でよく聞かれるCTとは、正式名称「Computed Tomography」の略称のことを言います。
CTの 主な機能としてはレントゲンのような2次元写真とは異なり、コンピュータを駆使しデータの処理と画像の再構成で、3次元の断層写真を見ることができる患者様にも医師にもメリットのある装置です。CTの用途としては主に親知らずの抜歯やインプラント治療などに使用されます。とはいえ、CTを導入している歯科医院はまだまだ少なく、大学病院などに依頼して医院もあるのが実情です。
そのため、CTのあるクリニックではワンランク上の治療をうけることが可能になります。
歯科用CT装置とデジタルX線画像システム

治療方針を決定するうえで、X線撮影などのような放射線を利用した画像診断は欠かせません。しかし、近年コンピューターCT(断層撮影)が徐々に普及してきたことにより被爆量は増加傾向にあるのが実情です。しかし、治療するうえでは必要以上に被爆影響のリスクを怖がることにより不利益も起こりえます。
がんの原因は、たばこが約3割、偏った食事や肥満が約3割とされています。しかし、医療被爆による発がんの危険性は、これらに比べると小さいという報告があります。
そのため当医院では、歯科用のCT装置をいち早く導入することにより、インプラントなどの難易度の高い治療をはじめ、その他の診断に用いており、より良い治療が可能になりました。
利用している装置は下記のような特徴があります。
■環境に優しい最新のデジタルX線システムを導入しております。
(フイルム現像液などの処理が不要)
■パソコンを利用し、撮影と同時に画像を見ることが可能。
(デンタルフイルムの場合従来のフイルムと比較して被ばく線量は約1/10、拡大機能、ペイント機能、反転機能など多彩な画像処理機能で、より見やすく、分かりやすくなっています。)
被ばく線量が少ない
■トロフィーパンプラス歯科用CTを採用
当院で、採用しているトロフィーパンプラスという歯科用CTを採用しております。
この歯科用CTは従来の医科用CTと比べて格段に被ばく量が少なくなっています。
下図を参照
撮影秒数が25秒でも、必要な時のみX線を照射するので実際にX線が出ている照射秒数は11秒
(通常の歯科用CTでは撮影秒数が25秒の場合、X線照射秒数も25秒となります。)
微細な画像診断が可能
76ミクロンの幅のスライス画像を合成するため、従来の平面画像では難しい骨の状態まで診断ができます。それにより、口腔領域の幅広い診査や診断が可能になりました。
多彩な撮影が可能
大きく分けると 『CT撮影モード』 ・ 『パノラマ撮影モード』 と自動で切り替えができます。
それにより
■CTでは、さまざまなスライス画像を自由に表示が可能。
■状況把握が容易
※3Dによる立体的で、かつリアルな画像とシミュレーションで可能になりました。
■極めて多彩な撮影が可能。
※パノラマ撮影はワンタッチで、標準、小児、部分パノラマ撮影、上顎洞撮影、顎関節二分割、四分割撮影などが撮影出来ます。
など、医療者の高い要望を可能にすることで、より繊細な、より高度な、より良い治療が可能になりました。
さまざまな歯科治療に応用可能
■レントゲンでは映らない歯牙の亀裂や破折の発見が可能。
インプラント埋入のための状況把握はもちろん3Dのシミュレーションにより薄くスライスできることできるので難易度の高い様々な歯の状況の把握が可能になります。
さらに、口腔外科などの外科治療では、過剰歯や親知らず(骨に埋伏した歯牙)はもちろん、あごの痛みを伴う顎関節症の詳細な診断や骨や歯牙になどの形状の把握や病巣の大きさを把握することが可能です。
わずらわしさが無い
CT撮影のために提携病院等に出向いて撮影する必要がありません。